間取りのチェックリスト

間取りに関係する部分のみのチェックリストになります。
間取りを検討する際にご確認いただき、間取りが完成した後はもう一度住宅全体のチェックリストもご確認ください。

 

 

 

 

リビング

家具の大きさ・位置は想定されていますか?

リビングにソファなどの大型家具を置く場合、サイズや場所をご検討ください。

テレビの位置・設置方法は検討済みですか?

テレビの位置によっては動線の交錯ができたりします。
テレビを日常的に観るご家庭は位置を想定して間取り・レイアウトをご検討ください。
また、壁掛けにする場合は壁補強しておくことをお勧めします。

窓の位置や大きさ・目隠しは問題ありませんか?

リビングは日当たり・通風ともに大切です。
しかし目隠しのためカーテンを常時していては意味がありません。
場合によっては掃き出し(足元までのサッシ)ではなく腰窓(下部が壁の窓)もお勧めします。

リビングの収納は充分でしょうか?

リビングにも収納があった方が良いと思いますが、家具で対応する場合は位置を想定されてください。
窓とも関連しますが、大きな開口がある場合意外と家具を置く場所がない場合もあります。

ダイニング

キッチンとのつながり、配膳方法など想定されていますか?

カウンター越しの配膳を想定されている方は、カウンターの高さ、奥行きなどご確認ください。

ダイニングテーブルの大きさ、椅子のスペースは足りていますか?

ダイニングテーブルは4人掛けであれば100cm×75cm位が最小ですが、
最近は140cmの幅や90cmの奥行きのものも増え、ゆとりが出てきています。
今お使いのものや購入するものが決まっている場合は一度図面に大きさを書き入れてみてください。

テレビの位置は問題ありませんか?

ダイニングからテレビを観るご家庭はTVの位置をご確認ください。

キッチン

キッチンの形状・幅・壁部分・上部棚など確認済ですか?

対面キッチンであっても、上吊り棚があるのか、コンロ前に壁があるのか、
カウンターの有無、高さで大きく印象や使い勝手が変わります。
重要な部分ですので図面でわかりにくい時はパースなどを見せていただく等詳しい説明を受けてご検討ください。

キッチンの家電や収納は想定されていますか?

カップボードや一面クローゼット型等、色々な種類があります。キッチンメーカーで仕様を揃えることもできますし、家具を造作する場合も多いです。壁補強や奥行きの検討などが必要ですので、キッチンとあわせてご検討ください。

ごみ置き場の検討はされていますか?

キッチンだけでも、生ごみ、燃えるゴミ、プラスチック、瓶、缶など分別が必要なごみが多く出ます。
ごみ箱の設置にも意外と場所をとりますので、一度ご検討ください。

冷蔵庫の位置・搬入経路は問題ありませんか?

4~5人向けの冷蔵庫は奥行きが700cm、幅も650cm以上のものも多いです。
今後も機能充実により大型化する可能性もありますので、充分なスペースを確保することをお勧めします。
また、外部からの搬入経路もご確認ください。

キッチンの通風・採光は確保されていますか?

キッチンはリビングダイニングと合算して採光計算を行うことが多く、キッチン独自の採光はあまり重要視されていません。
ですが、可能であれば窓の設置をお勧めします。
キッチンに通風することでLDK全体に風が通りやすくなります。
カウンター越しの配膳を想定されている方は、カウンターの高さ、奥行きなどご確認ください。

洗面

来客が手を洗う場所はありますか?

脱衣室と洗面スペースが同じ場合はそこまでの動線もお客様を通してもよい部分でしょうか?

洗面ボウルは一つですか?複数ですか?

洗面の使い方をよく想定されてください。
個人の使い方によって洗面所を利用する時間・場面はそれぞれだと思います。

洗面周りの収納は充分ですか?

タオルや歯ブラシ等衛生用品のストック・髭剃り・ドライヤーなど洗面所に収納したいものを想定してください。

脱衣室

洗面と脱衣室は同部屋ですか?分離しなくてもよいでしょうか?お風呂の時間と洗面を使う時間は干渉しませんか?

気を遣うようであれば狭くても脱衣室は独立することをおすすめします。
来客の手を洗う際のこともあわせてご検討ください。

脱衣室に必要な収納はありますか?

タオルや洗濯用品、下着類など収納するのであれば充分なスペースが必要です。

明かり取り・換気のための窓はありますか?

必要であれば設置し、すりガラス仕様になっているかご確認ください。
また、すりガラスであってもシルエットが若干見える場合もあります。
大きさと場所、高さもあわせてご確認ください。

洗濯動線は確保されていますか?

外に干す場合勝手口など設置できれば動線がスムーズです。

雨の日の洗濯スペースは想定されていますか?

雨の場合は浴室に干す・空きスペースに干すなどあると思いますが想定される場所に天井吊りの竿の設置をお勧めします。

浴室

浴槽の向きは使い勝手にあっていますか?

浴槽の向きは入って平行にある場合と垂直にある場合があります。
洗濯に利用したり、浴室に入らずに栓を抜けるのは平行に並べた方が使いやすいですが、
窓の開閉の際にバスタブを跨ぐことになる場合は注意が必要です。

浴室の形状・仕様は使いやすいものですか?

浴槽の形状やシャワーなどの仕様は事前にショールームでご確認ください。

明かり取り・換気のための窓はありますか?

浴槽の向きと合わせ、サッシの形状(開閉方法・ルーバー等)目隠しも含めご確認ください。

トイレ

来客が利用しやすい場所にありますか?

来客が通る動線にもご注意下さい。

トイレは音が気になる部屋に面していませんか?

リビングから直接入るトイレは音も匂いも気になります。
また寝室に隣接するトイレの場合、排水音が気になる場合もありますので接する壁の防音対策をご検討ください。

トイレ内部に手洗いはありますか?

基本的には小さくても内部に手洗いがあった方が良いかと思いますが、
洗面室に隣接している場合など設計で手洗いが省かれていることもあるかもしれません。

トイレの扉は廊下等の動線に干渉しませんか?

基本的には引き戸がお勧めですが間取りによっては開き戸になります。
通常トイレは外開き(廊下側に開く)のため開いた時にぶつからない配置になっているか注意が必要です。

トイレの窓は、換気しやすく視線が気にならない形状・位置ですか?

窓は換気にも明かり取りにもなりますので、外壁側にある場合はつけることをお勧めします。
ただし防犯や外からの視線にご注意ください。

玄関

傘を広げられるスペースはありますか?

玄関の向きによっては開けたときに内部が見えやすくなります。
リビングとホールがつながっている場合はよくご検討ください。

土足部分に必要な収納は確保されていますか?

外部の掃除用具・車関連品・園芸用品・アウトドア趣味用品など、土足スペースに置きたい物は想定しておく必要があります。

傘を広げられるスペースはありますか?

扉の開き勝手なども傘の開くスペースに影響します。

玄関の明かり取り、通気は考えられていますか?

玄関は湿気や匂いが気になることも多いです。
外壁に面している場合、窓があると玄関の環境が向上します。

靴箱の位置、大きさ、使い勝手は問題ありませんか?

土間部分に靴箱を設置する場合靴を履いての利用でしょうか?
靴箱は天井まででしょうか、カウンター型でしょうか。
圧迫感や収納量が違います。ご確認ください。

充分な屋根がありますか?屋根の高さは高すぎませんか

屋根位置がの高いとより広い屋根にしなければ降りこみます。
雨の際に傘をさすまでのイメージをしてみてください。

個室

ベッドの位置は想定されていますか?

収納の開閉に問題ない位置にベッドを置くことができますか?
またベランダへの出入口がある場合、ベッドでふさぐことがないようサッシの位置にご注意ください。

通風・採光は確保されていますか?

個室は狭いため、より採光が重要になります。
隣家との関係も考慮し可能な限りの採光をご検討ください。
なお一面のみの場合、縦すべり出し窓が通風に有効です。
また、ウォークインクローゼットがある場合は部屋とあわせての通風もご検討ください。

収納は充分でしょうか?

可能な限り、一部屋に一つの収納をお勧めします。
収納の内部がクローゼットタイプなのか押入れタイプなのかあわせてご検討ください。

10年後、30年後の部屋の使い方は想定されていますか?

新築後の部屋の割り振り方、10年後、30年後、家族構成が変化した場合の部屋のイメージはできていますか?
分割できるようにしたり、逆に子ども部屋を統一して広い主寝室にしたり、色々な変化に対応できると理想的です。

共通

収納の配置・大きさは適切でしょうか。

季節もの家電(扇風機・暖房器具)、スーツケース、イベントもの(節句飾りやクリスマスツリー)、
非常用品(水・食料)食料品衛生品ストック、趣味用品(スポーツ道具、アウトドア用品)など、
あげればキリがないほど収納するものは多数あります。
また、長年暮らすうちに想定できないライフスタイルの変化もあるかもしれません。
現在想定している量の1.5倍のスペースを確保できると安心です。
また、大きな収納には通風採光のための窓もお勧めします。

家全体の風通しはできますか?

個々の部屋はもちろん、廊下や収納を含め、家の端から端まで風を通せる配置・サッシ計画になっていると家全体の環境が良くなります。

 

2022年06月23日