家事動線

家事を担う人にとっては家事動線はとても大切です。

毎日のことですので、なるべくスムーズな形にしたいところですよね。
よく言われることは、水回りの集約と回遊動線。
ですが、本当にそれで家事が楽になるでしょうか。

キッチンと浴室の関係を考えてみましょう。
家事というとキッチンと洗面浴室を隣接させとなりますが、浴室は多くの人は一日一回だと思います。
お風呂を沸かす時もキッチンのリモコンでスイッチ一つ、お湯も自動でとまります。
極端な話、お風呂は一日一度しか立ち入らない場所です。
問題は洗濯です。洗濯は浴室とセットで脱衣室まわりにあると思いますが、洗濯を干す場所はどこでしょうか?
もし、洗濯物をもってキッチンを通って干場に行くとしたらそれはできれば避けたいですよね。
浴室は極端な話2階でもよいのですが、洗濯に関しては干し場となるべく隣接させることが負担の低減につながります。
では洗濯と浴室を分離していいかというと、それも難しいですよね。

以上より、水回りを集結させることよりも洗濯と浴室と干し場をセットにすることを優先させてはいかがでしょうか。

2022年06月10日