チェックリストの活用

住宅を建てる際は多くの手順があり、なかなか決まった順序で進むことは難しいと思います。
その中でも間取りは他の手続きと並行して進めていくため、気が付くとなんとなく出来上がっていたということもあるかもしれません。
しかし、何度も申しますが間取りは生活していく上でとても重要です。
今お手元に完成された間取りがある方は、今一度抜けがないかを確認していただけたらと思います。


例えば、、、雨の日に濡れない玄関になっていますか?
モデルハウスでは間取り上十分な玄関のポーチが確保されていたとしても、
間取りが変わると上部の屋根や側面からの降り込み方は変わってしまいます。

また、リビングからの景観を確保したくて大きな開口をつけても、外からの目線については対応できていますか?
目線をさえぎるためにカーテンを引くことになるならば、腰窓に変更するほうがいいかもしれません。

ごみのストック場所はどこかにありますか?
屋内、屋外どちらでもかまいませんが、住むことになる自治体のごみ収集方法を一度チェックされることをお勧めします。
というのも、自治体により分別方法、収集方法は異なり、細かい分別が必要な地域もありますし、収集頻度も差があります。
ごみを保管できる十分なスペースがないと居住スペースにごみがあふれてくることにもなりかねません。

当初から充分想定していた、という方も間取りの修正を何度も行ううちに忘れてしまっていることもあります。
項目が多く恐縮ですが、チェックリストは間取りを考える際に必要なチェック項目と、間取り以外でも確認していただきたい項目をわけています。


ぜひ、間取りを検討中、検討後、図面受領後、何度かチェックリストを見ながらご確認ください。

2022年06月23日

 間取りのチェックリスト

間取りに関係する部分のみのチェックリストになります。
間取りを検討する際にご確認いただき、間取りが完成した後はもう一度住宅全体のチェックリストもご確認ください。

 

 

 

 

リビング

家具の大きさ・位置は想定されていますか?

リビングにソファなどの大型家具を置く場合、サイズや場所をご検討ください。

テレビの位置・設置方法は検討済みですか?

テレビの位置によっては動線の交錯ができたりします。
テレビを日常的に観るご家庭は位置を想定して間取り・レイアウトをご検討ください。
また、壁掛けにする場合は壁補強しておくことをお勧めします。

窓の位置や大きさ・目隠しは問題ありませんか?

リビングは日当たり・通風ともに大切です。
しかし目隠しのためカーテンを常時していては意味がありません。
場合によっては掃き出し(足元までのサッシ)ではなく腰窓(下部が壁の窓)もお勧めします。

リビングの収納は充分でしょうか?

リビングにも収納があった方が良いと思いますが、家具で対応する場合は位置を想定されてください。
窓とも関連しますが、大きな開口がある場合意外と家具を置く場所がない場合もあります。

ダイニング

キッチンとのつながり、配膳方法など想定されていますか?

カウンター越しの配膳を想定されている方は、カウンターの高さ、奥行きなどご確認ください。

ダイニングテーブルの大きさ、椅子のスペースは足りていますか?

ダイニングテーブルは4人掛けであれば100cm×75cm位が最小ですが、
最近は140cmの幅や90cmの奥行きのものも増え、ゆとりが出てきています。
今お使いのものや購入するものが決まっている場合は一度図面に大きさを書き入れてみてください。

テレビの位置は問題ありませんか?

ダイニングからテレビを観るご家庭はTVの位置をご確認ください。

キッチン

キッチンの形状・幅・壁部分・上部棚など確認済ですか?

対面キッチンであっても、上吊り棚があるのか、コンロ前に壁があるのか、
カウンターの有無、高さで大きく印象や使い勝手が変わります。
重要な部分ですので図面でわかりにくい時はパースなどを見せていただく等詳しい説明を受けてご検討ください。

キッチンの家電や収納は想定されていますか?

カップボードや一面クローゼット型等、色々な種類があります。キッチンメーカーで仕様を揃えることもできますし、家具を造作する場合も多いです。壁補強や奥行きの検討などが必要ですので、キッチンとあわせてご検討ください。

ごみ置き場の検討はされていますか?

キッチンだけでも、生ごみ、燃えるゴミ、プラスチック、瓶、缶など分別が必要なごみが多く出ます。
ごみ箱の設置にも意外と場所をとりますので、一度ご検討ください。

冷蔵庫の位置・搬入経路は問題ありませんか?

4~5人向けの冷蔵庫は奥行きが700cm、幅も650cm以上のものも多いです。
今後も機能充実により大型化する可能性もありますので、充分なスペースを確保することをお勧めします。
また、外部からの搬入経路もご確認ください。

キッチンの通風・採光は確保されていますか?

キッチンはリビングダイニングと合算して採光計算を行うことが多く、キッチン独自の採光はあまり重要視されていません。
ですが、可能であれば窓の設置をお勧めします。
キッチンに通風することでLDK全体に風が通りやすくなります。
カウンター越しの配膳を想定されている方は、カウンターの高さ、奥行きなどご確認ください。

洗面

来客が手を洗う場所はありますか?

脱衣室と洗面スペースが同じ場合はそこまでの動線もお客様を通してもよい部分でしょうか?

洗面ボウルは一つですか?複数ですか?

洗面の使い方をよく想定されてください。
個人の使い方によって洗面所を利用する時間・場面はそれぞれだと思います。

洗面周りの収納は充分ですか?

タオルや歯ブラシ等衛生用品のストック・髭剃り・ドライヤーなど洗面所に収納したいものを想定してください。

脱衣室

洗面と脱衣室は同部屋ですか?分離しなくてもよいでしょうか?お風呂の時間と洗面を使う時間は干渉しませんか?

気を遣うようであれば狭くても脱衣室は独立することをおすすめします。
来客の手を洗う際のこともあわせてご検討ください。

脱衣室に必要な収納はありますか?

タオルや洗濯用品、下着類など収納するのであれば充分なスペースが必要です。

明かり取り・換気のための窓はありますか?

必要であれば設置し、すりガラス仕様になっているかご確認ください。
また、すりガラスであってもシルエットが若干見える場合もあります。
大きさと場所、高さもあわせてご確認ください。

洗濯動線は確保されていますか?

外に干す場合勝手口など設置できれば動線がスムーズです。

雨の日の洗濯スペースは想定されていますか?

雨の場合は浴室に干す・空きスペースに干すなどあると思いますが想定される場所に天井吊りの竿の設置をお勧めします。

浴室

浴槽の向きは使い勝手にあっていますか?

浴槽の向きは入って平行にある場合と垂直にある場合があります。
洗濯に利用したり、浴室に入らずに栓を抜けるのは平行に並べた方が使いやすいですが、
窓の開閉の際にバスタブを跨ぐことになる場合は注意が必要です。

浴室の形状・仕様は使いやすいものですか?

浴槽の形状やシャワーなどの仕様は事前にショールームでご確認ください。

明かり取り・換気のための窓はありますか?

浴槽の向きと合わせ、サッシの形状(開閉方法・ルーバー等)目隠しも含めご確認ください。

トイレ

来客が利用しやすい場所にありますか?

来客が通る動線にもご注意下さい。

トイレは音が気になる部屋に面していませんか?

リビングから直接入るトイレは音も匂いも気になります。
また寝室に隣接するトイレの場合、排水音が気になる場合もありますので接する壁の防音対策をご検討ください。

トイレ内部に手洗いはありますか?

基本的には小さくても内部に手洗いがあった方が良いかと思いますが、
洗面室に隣接している場合など設計で手洗いが省かれていることもあるかもしれません。

トイレの扉は廊下等の動線に干渉しませんか?

基本的には引き戸がお勧めですが間取りによっては開き戸になります。
通常トイレは外開き(廊下側に開く)のため開いた時にぶつからない配置になっているか注意が必要です。

トイレの窓は、換気しやすく視線が気にならない形状・位置ですか?

窓は換気にも明かり取りにもなりますので、外壁側にある場合はつけることをお勧めします。
ただし防犯や外からの視線にご注意ください。

玄関

傘を広げられるスペースはありますか?

玄関の向きによっては開けたときに内部が見えやすくなります。
リビングとホールがつながっている場合はよくご検討ください。

土足部分に必要な収納は確保されていますか?

外部の掃除用具・車関連品・園芸用品・アウトドア趣味用品など、土足スペースに置きたい物は想定しておく必要があります。

傘を広げられるスペースはありますか?

扉の開き勝手なども傘の開くスペースに影響します。

玄関の明かり取り、通気は考えられていますか?

玄関は湿気や匂いが気になることも多いです。
外壁に面している場合、窓があると玄関の環境が向上します。

靴箱の位置、大きさ、使い勝手は問題ありませんか?

土間部分に靴箱を設置する場合靴を履いての利用でしょうか?
靴箱は天井まででしょうか、カウンター型でしょうか。
圧迫感や収納量が違います。ご確認ください。

充分な屋根がありますか?屋根の高さは高すぎませんか

屋根位置がの高いとより広い屋根にしなければ降りこみます。
雨の際に傘をさすまでのイメージをしてみてください。

個室

ベッドの位置は想定されていますか?

収納の開閉に問題ない位置にベッドを置くことができますか?
またベランダへの出入口がある場合、ベッドでふさぐことがないようサッシの位置にご注意ください。

通風・採光は確保されていますか?

個室は狭いため、より採光が重要になります。
隣家との関係も考慮し可能な限りの採光をご検討ください。
なお一面のみの場合、縦すべり出し窓が通風に有効です。
また、ウォークインクローゼットがある場合は部屋とあわせての通風もご検討ください。

収納は充分でしょうか?

可能な限り、一部屋に一つの収納をお勧めします。
収納の内部がクローゼットタイプなのか押入れタイプなのかあわせてご検討ください。

10年後、30年後の部屋の使い方は想定されていますか?

新築後の部屋の割り振り方、10年後、30年後、家族構成が変化した場合の部屋のイメージはできていますか?
分割できるようにしたり、逆に子ども部屋を統一して広い主寝室にしたり、色々な変化に対応できると理想的です。

共通

収納の配置・大きさは適切でしょうか。

季節もの家電(扇風機・暖房器具)、スーツケース、イベントもの(節句飾りやクリスマスツリー)、
非常用品(水・食料)食料品衛生品ストック、趣味用品(スポーツ道具、アウトドア用品)など、
あげればキリがないほど収納するものは多数あります。
また、長年暮らすうちに想定できないライフスタイルの変化もあるかもしれません。
現在想定している量の1.5倍のスペースを確保できると安心です。
また、大きな収納には通風採光のための窓もお勧めします。

家全体の風通しはできますか?

個々の部屋はもちろん、廊下や収納を含め、家の端から端まで風を通せる配置・サッシ計画になっていると家全体の環境が良くなります。

 

2022年06月23日

 住宅全体のチェックリスト

間取りに関係する部分のみのチェックリストになります。
間取りを検討する際にご確認いただき、間取りが完成した後はもう一度住宅全体のチェックリストもご確認ください。

リビング

家具の大きさ・位置は想定されていますか?

リビングにソファなどの大型家具を置く場合、サイズや場所をご検討ください。

テレビの位置・設置方法は検討済みですか?

テレビの位置によっては動線の交錯ができたりします。
テレビを日常的に観るご家庭は位置を想定して間取り・レイアウトをご検討ください。
また、壁掛けにする場合は壁補強しておくことをお勧めします。

窓の位置や大きさ・目隠しは問題ありませんか?

リビングは日当たり・通風ともに大切です。
しかし目隠しのためカーテンを常時していては意味がありません。
場合によっては掃き出し(足元までのサッシ)ではなく腰窓(下部が壁の窓)もお勧めします。

リビングの収納は充分でしょうか?

リビングにも収納があった方が良いと思いますが、家具で対応する場合は位置を想定されてください。
窓とも関連しますが、大きな開口がある場合意外と家具を置く場所がない場合もあります。

アップライトピアノを置く予定はありませんか?

現在の住宅は床の耐荷重も強くなってきており、どこに置いても問題ないという住宅メーカーもあると思いますが、
長年同じ場所に荷重をかけるのであれば補強しておく方が安心です。
一度住宅会社にご相談ください。
また、床暖房にご注意ください。

ダイニング

キッチンとのつながり、配膳方法など想定されていますか?

カウンター越しの配膳を想定されている方は、カウンターの高さ、奥行きなどご確認ください。

ダイニングテーブルの大きさ、椅子のスペースは足りていますか?

ダイニングテーブルは4人掛けであれば100cm×75cm位が最小ですが、
最近は140cmの幅や90cmの奥行きのものも増え、ゆとりが出てきています。
今お使いのものや購入するものが決まっている場合は一度図面に大きさを書き入れてみてください。

テレビの位置は問題ありませんか?

ダイニングからテレビを観るご家庭はTVの位置をご確認ください。

キッチン

キッチンの形状・幅・壁部分・上部棚など確認済ですか?

対面キッチンであっても、上吊り棚があるのか、コンロ前に壁があるのか、
カウンターの有無、高さで大きく印象や使い勝手が変わります。
重要な部分ですので図面でわかりにくい時はパースなどを見せていただく等詳しい説明を受けてご検討ください。

キッチンの家電や収納は想定されていますか?

カップボードや一面クローゼット型等、色々な種類があります。キッチンメーカーで仕様を揃えることもできますし、家具を造作する場合も多いです。壁補強や奥行きの検討などが必要ですので、キッチンとあわせてご検討ください。

ごみ置き場の検討はされていますか?

キッチンだけでも、生ごみ、燃えるゴミ、プラスチック、瓶、缶など分別が必要なごみが多く出ます。
ごみ箱の設置にも意外と場所をとりますので、一度ご検討ください。

冷蔵庫の位置・搬入経路は問題ありませんか?

4~5人向けの冷蔵庫は奥行きが700cm、幅も650cm以上のものも多いです。
今後も機能充実により大型化する可能性もありますので、充分なスペースを確保することをお勧めします。
また、外部からの搬入経路もご確認ください。

キッチンの通風・採光は確保されていますか?

キッチンはリビングダイニングと合算して採光計算を行うことが多く、キッチン独自の採光はあまり重要視されていません。
ですが、可能であれば窓の設置をお勧めします。
キッチンに通風することでLDK全体に風が通りやすくなります。
カウンター越しの配膳を想定されている方は、カウンターの高さ、奥行きなどご確認ください。

キッチンの仕様は確認済みですか?

キッチンはとてもバリエーションがあります。
引き出しの分割やコンロ、シンクの位置調整も可能です。
必ずショールームでご確認・ご検討ください。

水栓の仕様は確認済みですか?

水栓の形、機能は確認済みでしょうか。
浄水機能が一体化した水栓も多くなってきています。
しかし、手入れやフィルター交換が必要です。
浄水機能を使わない場合はシンプルな水栓に変更することをおすすめします。
詳しくはダウンオプションをご覧ください。

洗面

来客が手を洗う場所はありますか?

脱衣室と洗面スペースが同じ場合はそこまでの動線もお客様を通してもよい部分でしょうか?
来客の手を洗う際のこともあわせてご検討ください。

洗面ボウルは一つですか?複数ですか?

洗面の使い方をよく想定されてください。
個人の使い方によって洗面所を利用する時間・場面はそれぞれだと思います。

洗面周りの収納は充分ですか?

タオルや歯ブラシ等衛生用品のストック・髭剃り・ドライヤーなど洗面所に収納したいものを想定してください。

脱衣室

洗面と脱衣室は同部屋ですか?分離しなくてもよいでしょうか?お風呂の時間と洗面を使う時間は干渉しませんか?

気を遣うようであれば狭くても脱衣室は独立することをおすすめします。
来客の手を洗う際のこともあわせてご検討ください。

脱衣室に必要な収納はありますか?

タオルや洗濯用品、下着類など収納するのであれば充分なスペースが必要です。

明かり取り・換気のための窓はありますか?

必要であれば設置し、すりガラス仕様になっているかご確認ください。
また、すりガラスであってもシルエットが若干見える場合もあります。
大きさと場所、高さもあわせてご確認ください。

洗濯動線は確保されていますか?

外に干す場合勝手口など設置できれば動線がスムーズです。

雨の日の洗濯スペースは想定されていますか?

雨の場合は浴室に干す・空きスペースに干すなどあると思いますが想定される場所に天井吊りの竿の設置をお勧めします。

浴室

浴槽の向きは使い勝手にあっていますか?

浴槽の向きは入って平行にある場合と垂直にある場合があります。
洗濯に利用したり、浴室に入らずに栓を抜けるのは平行に並べた方が使いやすいですが、
窓の開閉の際にバスタブを跨ぐことになる場合は注意が必要です。

浴室の形状・仕様は使いやすいものですか?

浴槽の形状やシャワーなどの仕様は事前にショールームでご確認ください。

明かり取り・換気のための窓はありますか?

浴槽の向きと合わせ、サッシの形状(開閉方法・ルーバー等)目隠しも含めご確認ください。

浴室乾燥機がある場合、干し竿の位置はあっていますか?

ショールームで窓の位置も含めご確認ください。

シャワーや水栓の仕様は確認済みですか?

新築の水栓は多くは壁付きですが、形状は様々です。
カウンターと一体型になっているスイッチであったり、大きなレバー型であったりします。
シャワーにボタンがついているタイプも多いです。
使い勝手、掃除のしやすさ、デザインなどお好みのものを探してみてください。

浴室に鏡はついていますか?

浴室に鏡は必要でしょうか?
縦型、横型など様々なデザインがあります。
防汚対応にはなってきていますが、やはり水垢は気になります。
浴室で髭を剃られる方はあった方がよいかもしれません。
必要かどうか一度ご検討ください。 

トイレ

トイレは音が気になる部屋に面していませんか?

来客が通る動線にもご注意下さい。

トイレは音が気になる部屋に面していませんか?

リビングから直接入るトイレは音も匂いも気になります。
また寝室に隣接するトイレの場合、排水音が気になる場合もありますので接する壁の防音対策をご検討ください。

トイレ内部に手洗いはありますか?

基本的には小さくても内部に手洗いがあった方が良いかと思いますが、
洗面室に隣接している場合など設計で手洗いが省かれていることもあるかもしれません。

トイレの扉は廊下等の動線に干渉しませんか?

基本的には引き戸がお勧めですが間取りによっては開き戸になります。
通常トイレは外開き(廊下側に開く)のため開いた時にぶつからない配置になっているか注意が必要です。

トイレの窓は、換気しやすく視線が気にならない形状・位置ですか?

窓は換気にも明かり取りにもなりますので、外壁側にある場合はつけることをお勧めします。
ただし防犯や外からの視線にご注意ください。

トイレ内の収納はありますか?

ストック品などの収納位置をお確かめください。

玄関

玄関扉を開けたときに中が丸見えになりませんか?

玄関の向きによっては開けたときに内部が見えやすくなります。
リビングとホールがつながっている場合はよくご検討ください。

土足部分に必要な収納は確保されていますか?

外部の掃除用具・車関連品・園芸用品・アウトドア趣味用品など、土足スペースに置きたい物は想定しておく必要があります。

 

傘を広げられるスペースはありますか?

扉の開き勝手なども傘の開くスペースに影響します。

玄関の明かり取り、通気は考えられていますか?

玄関は湿気や匂いが気になることも多いです。
外壁に面している場合、窓があると玄関の環境が向上します。

靴箱の位置、大きさ、使い勝手は問題ありませんか?

土間部分に靴箱を設置する場合靴を履いての利用でしょうか?
靴箱は天井まででしょうか、カウンター型でしょうか。
圧迫感や収納量が違います。ご確認ください。

充分な屋根がありますか?屋根の高さは高すぎませんか

屋根位置がの高いとより広い屋根にしなければ降りこみます。
雨の際に傘をさすまでのイメージをしてみてください。

ドアホン(インターホン)の位置は防犯上問題ありませんか?

門を入る前にドアホンを設置する場合と、玄関横に設置する場合が多いです。

ポストの位置は防犯上問題ありませんか?

門外である場合は防犯上好ましいですが在宅中に不便です。
また、形状・仕様・鍵仕様をご検討ください。

ポーチの段差(蹴上・踏面・段数)は充分ですか?

段差がある場合は、無理なく昇降できる階段か、スロープが必要でないかご確認ください。

ポーチの仕上げ(タイルなどの素材)は問題ありませんか?

濡れても滑りにくく、汚れても目立たない、掃除がしやすい素材か確認が必要です。

玄関のロックシステムは確認していますか?

多くがリモコンなどの電気錠になっていますが、色々便利な機能も増えています。
現在の仕様を確認され、ご検討ください。

外灯の位置・個数・スイッチ仕様は確認していますか?

敷地内に入る所から玄関の経路の外灯をご確認ください。
また、人感センサーやタイマー式、内部のスイッチ位置などご検討ください。
勝手口がある場合はそちらもあわせてご確認ください。

個室

ベッドの位置は想定されていますか?

収納の開閉に問題ない位置にベッドを置くことができますか?
またベランダへの出入口がある場合、ベッドでふさぐことがないようサッシの位置にご注意ください。

通風・採光は確保されていますか?

個室は狭いため、より採光が重要になります。
隣家との関係も考慮し可能な限りの採光をご検討ください。
なお一面のみの場合、縦すべり出し窓が通風に有効です。
また、ウォークインクローゼットがある場合は部屋とあわせての通風もご検討ください。

収納は充分でしょうか?

可能な限り、一部屋に一つの収納をお勧めします。
収納の内部がクローゼットタイプなのか押入れタイプなのかあわせてご検討ください。

10年後、30年後の部屋の使い方は想定されていますか?

新築後の部屋の割り振り方、10年後、30年後、家族構成が変化した場合の部屋のイメージはできていますか?
分割できるようにしたり、逆に子ども部屋を統一して広い主寝室にしたり、色々な変化に対応できると理想的です。

共通

収納の配置・大きさは適切でしょうか?

季節もの家電(扇風機・暖房器具)、スーツケース、イベントもの(節句飾りやクリスマスツリー)、
非常用品(水・食料)食料品衛生品ストック、趣味用品(スポーツ道具、アウトドア用品)など、
あげればキリがないほど収納するものは多数あります。
また、長年暮らすうちに想定できないライフスタイルの変化もあるかもしれません。
現在想定している量の1.5倍のスペースを確保できると安心です。
また、大きな収納には通風採光のための窓もお勧めします。

家全体の風通しはできますか?

個々の部屋はもちろん、廊下や収納を含め、家の端から端まで風を通せる配置・サッシ計画になっていると家全体の環境が良くなります。

扉の仕様は確認済ですか?

モデルハウスのリビング扉などはオプション仕様のことも多いです。
標準仕様で使い勝手等問題ないかご確認ください。

サッシの形状・開き方、高さ、網戸など確認済ですか?

サッシは採光・通風にとても重要です。
様々な形状があり、幅・高さ・床面からの高さなど細かい指定ができますので全ての窓をご確認ください。
(図面でわかりづらければ直接説明を受けてください)

サッシのガラス仕様はすべて確認済ですか?

すりガラスにすることでカーテンが不要になりスッキリする場所もありますので一つずつご確認ください。

ペットを飼う予定などありますか?

室内でペットを飼う場合は床の仕様や換気、屋外の場合は水洗や囲いなど、新築の際にできることは想定して対応をしてください。
水槽などを玄関に設置する場合はコンセントもご確認ください。

設備

ドアホンのモニターは使いやすい位置にありますか?

LDKに設置する場合が多いと思いますが、家具配置などを想定してご確認ください。

浴室のリモコン(インターホン)は使いやすい位置にありますか?

LDKに設置する場合が多いと思いますが、家具配置などを想定してご確認ください。

暖房設備は充分でしょうか?

床暖房(電気・ガス)・蓄熱暖房機・ガスファンヒーターなど新築の際に設置を検討することをお勧めします。
(後設置になると余計に費用が掛かります)

コンセントの位置・数は使いやすいでしょうか?

特に、キッチン、廊下、階段、玄関、収納内などご確認ください。
玄関は水槽、ライトアップなど、収納内は家電などの充電、ルーターの電源などで必要になることがあります。
ダイニングテーブルにもコンセントがあると便利です。

換気設備の位置・仕様は確認していますか?

換気設備が各室に設置されています。
音が気になることがありますので枕上の位置などは避けた方がよいでしょう。
また、設置は義務付けされていますが、仕様は選べます。
熱交換型などもあり、仕様も費用もそれぞれです。
手入れ方法なども違いますので一度住宅会社から説明をしていただくことをお勧めします。

その他

地地盤の調査・検討はされていますか?

地盤により基礎下の形状・金額が大きく変わります。
住宅会社も地盤を把握しなければ金額が想定できないため別途工事(予算)になっていることがほとんどです。
予算が厳しい場合、早めに地盤の検討を行い予算の見直しを行ってください。

地震対策は検討されていますか?

地震が来る可能性は0ではありません。
後で補強工事をすることも可能ですが、新築時よりも費用が掛かります。
地盤対策や基礎と同じで、地震への対策は新築の際にしっかりとご検討ください。
きちんとした地盤工事を行い、制震ユニットなどがお勧めです。

設計図書・契約書は隅々まで確認済ですか?

設計図書の見方はわかりますか?
「(支給品)」「(オプション品)」等と記入してある部分は契約内容に入っていない(別途お金が必要)ことが多いです。
あれだけ説明したから大丈夫なはず、と言う内容でも、契約に入っていない部分については追加工事費が必要になることもあります。
必ず、何が契約に含まれていて、何が契約に含まれていない別途費用なのかひとつひとつ確認をお願いします。
記載内容がわからない、図面の見方がわからない場合は、必ず質問して詳細な説明をうけてください。

ハザードマップは確認済みでしょうか?

ハザードマップとは自然災害の被害予測を地図で示したものです。代表的なものは、津波、洪水、土砂などの危険災害を想定したものです。

ハザードマップは各市町村で公開されています。HPで確認できるところも多いですが、HPになくても各市町村に問い合わせれば教えていただけます。本来は土地購入の際にしっかりと確認していただきたいですが、すでに土地がある場合はできる限りの対応をしましょう。

川が近くなくても、周りに比べて低ければ浸水の可能性はあります。床レベルをあげたりすることで建築対応も可能です。

住宅会社が対応してくれているだろう、では不安です。

必ずご自身で確認し、不安があれば住宅会社にご相談下さい。

 

 

 

2022年06月23日